「Room45°」ーLPレコードの情報紹介Pinterestボード、オープン!(2024年12月20日)
所蔵LPレコードのほか、レコードをめぐるさまざまな情報を自由に紹介するボード「Room45°」を公開しました。
ボードの名称はLPレコードの盤面に刻まれる音溝の角度が45度であることから名付けました。
当ライブラリーのLPレコード整理作業をご担当いただきました合唱指揮者・柳嶋耕太さんにも投稿をいただいています。
また、当資料室も加盟する音楽図書館協議会(MLAJ)の専門・公共図書館部会メンバー、新冠町(にいかっぷちょう)レ・コード館、民音音楽博物館音楽ライブラリー、東京文化会館音楽資料室からも情報のご提供を予定しています。
ぜひ、覗いてみてください。
所蔵LPレコード・デジタルライブラリー公開 12月25日(水)まで(2024年12月20日)
7月17日より公開中の「合唱音楽LPレコードデジタル・ライブラリーで聴く20世紀の”世界”」は年内公開は12月25日(水)までです。
また現在、通常は倉庫に保管している全所蔵LPレコードを資料室内でご覧いただくこともできます。
どうぞ、ご来室のうえ、ブラウジングなさってください。
所蔵LPレコードデジタル・ライブラリー関連トーク配信中(2024年12月6日)
所蔵LPレコードデジタル・ライブラリー公開に関連し、合唱指揮者・松原千振氏に、「20世紀・LPレコードからの問いかけ―促される思考」と題したお話をいただきました。この録音を全3回の配信でお届けします。
第1回 「デューラー時代の音楽」https://youtu.be/R_Qm6tRVXCc
第2回 「都市文化としての音楽」https://youtu.be/AKv_13F5_2c
第3回 「グレゴリオ聖歌のLPレコード」https://youtu.be/fQ5uZPW2vrk
所蔵LPレコード・音源デジタル化のクラウドファンディングご支援 ご報告(2024年12月6日)
当資料室で公開中の「合唱音楽LPレコード・デジタルライブラリーで聴く20世紀の“世界”」と題した所蔵LPレコードのデジタル・セレクションにつきまして、6月15日(土)から8月13日(火)まで実施いたしました音源デジタル化のためのクラウドファンディングに、当初の目標額140,000円を上回る、331,000円のご支援をいただきました。
57名のご支援者の方々、またこの取り組みにお心を寄せていただきSNSなどで発信して下さった皆さまに、あらためて心より御礼を申し上げます。
感謝の気持ちを込め、支援者の皆様のお名前を、ここに掲載いたします。
今回のクラウドファンディングは無事成立しましたが、資料が多くの音楽活動に新たな息吹を吹き込むことができるよう、全日本合唱連盟音楽資料室の活動に、終わりはありません。これからも当館の活動をお見守りくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
●ご支援者様ご芳名(順不同・敬称略)
hideya517 Hiroya Takamatsu Hiroyuki Kawasaki Imagama kaho Kaito Kikuchi kawamura keiichi masafumi.sato masumin miyamasa.2916 Os orategabbac reichoeur Satoko Goto smile-again Soh Araki SY Taku Sato tAnI |
Umekage Yoshi.Ig Yoshida☆ YU Yumie Yamamoto うになま さとみ しろくまめろん たつやのふ ちゆき ちょこ とのとの はせくに ひまじん ぷるっぷ めぐみ 安藤 龍明 永 ひろこ |
菊地 亮 及川 剛 宮下隆 合唱が好きなおじさん 佐藤 坂井 威文 三好 草平 山口 敦 芝崎 雅浩 酒井 健太郎 秋山 信愛 菅谷 真由美 瀬成田 智 中村 俊幸 平沢 知之 牟禮 幸正 夜空の瞬き 野口 聡 野村 維男 野沢 裕美 |
ライブラリーな散歩みちplus【eラーニング】開講
Kクラシックをあそぶ 「韓国の歌
”Gagok”」(2023年12月13日)
全日本合唱連盟音楽資料室が、音楽体験を楽しむ「広場」としてオープンした、eラーニングクラス「ライブラリーな散歩みち
plus」で、Kクラシックの歴史や演奏家たち、韓国詩の世界、韓国のアート・ソングの”いま”を知り、朴 智勲 パク・ジフン(1972− )作曲
≪桔梗の花≫−現代歌謡の親しみやすさと芸術作品の香り高さを合わせもち、キュンとするメロディーに合わせ韓国語の発音を体験してみましょう。
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主催 一般社団法人 全日本合唱連盟
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対象 中学生以上
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申込み受付期間 随時
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参加料 760円(税込)
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内容 全3回配信(各回 約25分)
●セッション1 おはなし【韓国の音楽
”Gagok”とは?】講師: 久 暁 たかく さとる
韓国における西洋音楽の歴史・日本との交わり、”Gagok”とは?、パク・ジフン作曲≪桔梗の花≫−作品と作曲家についてのお話。
●セッション2 実演【歌詞を口ずさむ】講師: 權 奇元 グォン・キグォン/解説: 谷本喜基
パク・ジフン作曲《도라지꽃 桔梗の花》の歌詞を、講師による発音録音と分かりやすい日本語解説を聴きながら韓国語特有の音を声に出してみましょう。
ネイティブの歌唱発音を基本に、日本人の発音で歌詞を音楽に乗せやすいよう考慮した講師作成のIPA国際発音記号表付き。
●セッション3
おはなし【韓国の詩を知る】講師: 吉川 凪 氏/協力: 一般社団法人 K-BOOK振興会
朝鮮における詩の歴史、日本との文化的なつながり、現代韓国における詩の流行など興味深く貴重なお話、韓国詩の魅力が紹介されます。
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講師 /
ナビゲーター
おはなし 久 暁 (音楽学者)
実演 權 奇元(合唱指揮者)
おはなし 吉川 凪
(翻訳家)
ナビゲーター 谷本喜基 (指揮・ピアニスト・歌手)
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視聴期間
お申込み受付後、全3回分の視聴URLを送信いたします。約1ヶ月の視聴期間中すべての回の内容を、お好きな時間にくり返しご視聴いただけます。
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お問い合わせ
当ライブラリーにご来室のうえ、申込/ご視聴なさることも可能です。どうぞ係までご相談ください。
一般社団法人全日本合唱連盟音楽資料室
東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社内 (築地浜離宮ビル7階)
Tel 03-3547-5141
(月-金13:00-17:30) / Mail: jcmc@jcanet.or.jp
担当: 露木
パク・ジフンは1973年ソウル出身。指揮者・作曲家。歌唱技術・表現力ともに高い評価を得る「安山(アンサン)市立合唱団」常任指揮者。30年以上におよぶ作曲活動は、歌曲・合唱のみならず、ミュージカル、映像、テレビ音楽など幅広いジャンルで行う。
彼の豊かな音楽性を、そのレパートリーや共演の音楽家たちのすばらしい演奏からも知ることでしょう。
https://ansanarts.com/?page_id=8870
●パク・ジフン≪桔梗の花≫ 独唱 カン・ヘジョン(ソプラノ) 、イ・ホジョン(ピアノ)、ユン・ヘリム(ヴァイオリン)
●パク・ジフン《桔梗の花》亜洲女性合唱団、チェ・ヨンジュ ピアノ、 イ・ミョンウン 指揮 (第 24 回亜洲女性合唱団演奏会. 2014 年 10 月 18 日、ソウル)
●パク・ジフン≪水彩画≫ バリトンソロ、安山市立合唱団、パク・ウンファ(ピアノ)、 パク・ジフン 指揮
●ブラームス≪おお 美しい夜≫「四つの四重唱曲 op.92」より第4曲 安山市立合唱団、パク・ジフン指揮
久 暁 (たかく さとる) 音楽学者。 |
權 奇元 (권기원 グォン・キグォン) 合唱指揮者、教育者。
米国・テキサス州立大学およびテキサス大学オースティン校で、合唱指揮と声楽を学ぶ。韓国・光州大学校大学院音楽博士修了(DMA)。2011年、安東(アンドン)少年少女合唱団を設立。同団は、その活動の斬新さ・独自性により、児童合唱団として初となる国家認定を受け、韓国内の活動を中心に、2014年「世界合唱オリンピック(現・World Choir Gamesアマチュア合唱団のための世界最大の合唱コンクール)」の参加に始まり、イタリア、日本、ブルガリアなど、海外の国際合唱コンクールやフェスティバルで演奏を重ねる。20年以上にわたる米国および韓国の合唱団での指揮、教育、地域活動への貢献は高い評価を得ている。
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吉川 凪 (よしかわ なぎ)
翻訳家。
仁荷大学校国文学科博士課程修了(近代文学専攻)。文学博士。 著書: 『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『경성의 다다, 동경의 다다』、
『京城のダダ,東京のダダ』
訳書:チョン・セラン『アンダー、サンダー、テンダー』、キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』(第4回日本翻訳大賞)、朴景利『土地』、崔仁勲『広場』、李清俊『うわさの壁』、『鄭芝溶詩選集 むくいぬ』、キム・ドンシク『世界でいちばん弱い妖怪』など。
一般社団法人 K−BOOK振興会
2011年の設立以来、日本の出版界で翻訳・出版される韓国書籍の拡充を図るため、積極的に情報発信を行い、2020年一般社団法人化。「K-BOOK フェスティバル」、「日韓出版関係者交流会」などさまざまなイベントを主催するとともに、翻訳者育成のための「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」や「韓日翻訳者育成プログラム」なども開催している。日本語で読めるK-BOOKを紹介する“K-BOOK読書ガイド「ちぇっくCHECK」”を刊行するなどK-BOOKに親しむための情報発信にも努めている。
公式サイト https://k-book.org/
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谷本喜基 (たにもと よしき) 和歌山県出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。 |
●学校合唱団・学校図書館へのCDセット貸出 (2023年8月23日)
音楽資料室では、教育に対する支援の一環として、広く合唱音楽に親しめるように選んだ作品のCDセットを、
全国の学校合唱団や学校図書館に貸し出すサービスをしております。
授業や学校図書館の活動、国際理解への学習教材として、どうぞご利用ください。
所蔵LPレコードのデジタル化〜広域利用への一歩 (2022年6月14日)
今回のコロナ禍により活動の制限を受ける中で、デジタルの有用性−私たちがデジタルで何をできるのか、をさまざまな点で考える機会になりました。全日本合唱連盟音楽資料室は、独立行政法人日本芸術文化振興会の「文化芸術復興創造基金」(50万円)を受給し、所蔵LPレコードのデジタル化に着手しました。
この基金による支援事業は「新型コロナウイルス感染症の影響により、長期にわたる公演等の中止など、財政的に非常に厳しい状況にある文化芸術団体に対し、皆様からのご寄附を原資として、我が国の文化芸術の振興・普及を図るため、文化芸術活動を継続するための支援を行うもの」です。
--同振興会ウェブサイトより
このたびは、指揮者の松原千振・故今井邦男の二氏が精査された選りすぐりのLPレコード「CKセレクション」の中から、50点の音源をデジタイズ、オンラインストレージに保管した上で、専用のシステムから試聴できる環境を整えました。
「演奏は、場所や時、作品への思考、演奏者、楽器等により同一になることはない。その時こそ、私は考え、悩み、疑問を抱き、自らの演奏に立ち向かうことの重さを思う。ひとつの音への思考は尽きることがない。音楽資料は、私たちが音楽に接するそうした場面に助けとなり、さまざまな要素を私たちに投げかけてくる。」-----松原千振
「若い頃何も知らないでやっていたことの意味が今わかる。今はシャイン、彼がどうしてその時代にそういうものを書いたか、それがシュッツやバッハにどうつながっていくか、勝手な想像だけれど・・・ドイツ初期バロックの音楽スタイルが時系列的に繋がって分かってくる。[所蔵LPレコード整理時の随想記録から]」-----今井邦男
「CKコレクション」のデータを保管するデジタルアーカイブシステム「Terra sight」画面
(提供:
寺田倉庫株式会社)
これは経年劣化・破損が懸念される資料の安全な保管を可能にしたと同時に、長年の懸案である「広域利用サービス」を進めるための、小さな一歩です。
さらに、加速する気候変動の資料への影響はライブラリーが直面している重要な課題であり、それに対する積極的な取り組みでもあります。