日本の合唱音楽〜作曲家と共に「声と邦楽器」

(1)日本の伝統楽器を含む独奏楽器を用いた合唱作品の特徴について
講師:一柳 慧

 私の合唱作品には、独奏楽器との組み合わせによるものが多い。私はそれを、詩の内容により拡がりをもたせ、声だけでは表せない変化や多様性、また技術やイメージの飛躍を生むために行なっている。このワークショップではこれらのことについて実例を示しながら解説してゆきたいと思っている。


(2)“いま”“ここ”の創作の裏側
講師:権代敦彦

 「過去−未来」「洋の東−西」「仏教−キリスト教」を軸に、その交点(クロス)に生まれる“いま”“ここ”の音楽(儀式)創作(仕掛け)の裏側を紹介し、伝統の保存−継承−破壊を考える。