下薗大樹 Taiki Shimozono
=第8回・第11回出演=
神戸市に生まれる。関西学院中学部、高等部、大学理工学部を経て、同大学院理工学研究科にて和音の印象の数値化について研究。在学中は関西学院高等部グリークラブ、関西学院グリークラブに所属。関西学院グリークラブでは学生指揮者を務める。現在、ヤマハ株式会社にてヒトの感情と音楽についての研究を行う傍ら、CancaoNova指揮者、男声合唱団「風」副指揮者を務める。カルテットグループ『カルテット男子』のメンバーとして活動し、同グループの編曲を行ったことをきっかけに独学で編曲・作曲を始める。「男声合唱のための中島みゆき名曲セレクション『誕生』」などを中心に複数の楽譜を出版している。コロナ禍でテレコーラス・プロジェクト、virtuAcappella
Japanを立ち上げ。
CancaoNovaでの活動を中心に、兵庫、東京、(ときどき香川)で指揮を振ったり、歌を歌ったり、コーディングしたり、考えにふけったりしています。
最近は主に3月12日に開催する「CancaoNova Chorus Next
1.0」に向けて、音楽練習をしたり、DJデッキを買ったり、シンセサイザーの音色を作ったり、コースターを作ったり、LEDテープを貼ったりしています。
仕事では「感性工学」という音楽とヒトの感情の結びつきについての研究に取り組んでいて、その研究成果を元に画像や動画からBGMを自動で生成する今っぽいアプリを開発しました。また、音楽文化の多様性に関する研究なんかもやっています。
合唱や音楽が多くの人にとって、人生の意味あるものの1つになるように、
合唱×〇〇、音楽×〇〇、そんなチャレンジを日々続けています。
CancaoNova Chorus Next 1.0
https://cncn1.cancaonovachor.com/
BGM自動作成アプリ「AmBeat」
https://tollite.yamaha.com/Ambeat/
音楽の多様性研究
https://www.yamaha.com/ja/about/research/news/23_jukebox/
私が第8回JCAユースクワイアに参加したのは、当時27歳の頃でした。
ユースのメンバーの中ではかなり年配の部類に入る私でしたが、合唱の世界にはあまり知り合いがおらず、めちゃくちゃに緊張しながらキャンプを迎えたことを覚えています。
しかしいざ参加してみると、そこには貴賤のないただただ純粋な音楽の現場がありました。
年齢や出身地やバックグラウンドは違えど「良い音楽を作りたい」という志は皆同じで、ひたむきに音楽に向き合うことができました。
JCAユースを終えてからも当時のメンバーと同じ舞台で共演したり、演奏会の場で嬉しい再会をしたりと、あの時勇気を出して参加していなければ得ることのできなかった大切なつながりを築くことができました。
2023年9月18日には第8回で指揮を振っていただいたディーター・ワーグナー先生をお招きしての演奏会も開催します。
素晴らしい縁を作ってくれたこのイベントと、関係者の皆さん、一緒に音楽をしてくれた指揮者、歌い手の皆さんに、
多大なる感謝と万感の思いを胸に、今後もさらに面白い活動を続けていきたいと思います。
そして願わくば、また同じような素敵な場を作る側に自分も回れたらと思います。