全日本合唱コンクール全国大会小学校部門(全日本小学校合唱コンクール全国大会)で採用する審査の順位決定方法(「総当たりリーグ戦方式」)についての解説です。
特徴
これまで全日本合唱コンクール全国大会の審査で用いていた「新増沢方式」と同様に多数決をベースにした順位決定方法です。絶対点による個人の尺度は総合順位決定に反映されず、審査員それぞれの相対的な順位のみが使用されます。
同点を付することが許されるため、ひとつのカテゴリーに多くの団体が出場する場合の審査員の負担が軽減されます。
審査票
各審査員は点数を各団体に付与します。この際に同点があっても差し支えありません。
集計の流れ
●審査は対象の2団体を取り出し、審査員の付与した点数をもとに勝敗を決めることを繰り返して行われます。
●各審査員の点数(から得られる順位)を比較し、7名の審査員のうち上位を付けた審査員の数が多い団体を勝ち、他方を負けとします。勝負がつかない場合は引き分けとします。
●勝、負、分それぞれに所定の勝ち点(勝:2点、負:0点、分:1点)を与え、その合計で総合順位を決定します。
●合計勝ち点が同点の場合、総合順位も同位(タイ)としますが、特別賞の決定など順位を決する必要がある場合のみ以下のプロセスで決定します。
・当該団体間での勝敗をもとに順位を決定する。
・当該団体間での勝敗が引き分け、三つ巴、などの場合は、勝利数の多い順に順位を付する。
(勝利数とは、2団体間での勝負の際に当該団体へ上位を付けた審査員の数のこと)
・いずれも差がつかない場合、かつ、当該団体間で順位差が必要な場合は、審査員による合議で順位を決める。
※審査員が付与した点数は審査員毎の順位算出のためにのみ使用され、参加団体及び一般には公表しません。