2021年度全日本合唱コンクール特例等について 2021年10月8日更新
1.2021年度限りの特例
2021年度の全日本合唱コンクールは、以下の通り、本年度限りの特例を採用して実施いたします。
◇府県大会・支部大会の審査方法
府県大会・支部大会が通常の形で開催できない場合は、事前収録された音声・動画による審査で、上部大会へ代表を推薦することができます。具体的な方法は、各府県・支部大会の要項をご確認ください。
◇出演人数
(1)府県大会・支部大会では、主催者が各大会開催ホールでの「出演上限人数」を事前に設定します。「出演上限人数」は、ホールの制約や、連盟ガイドラインに基づく距離をもとに、各大会ごとに算出します。
(2)各団体の出演希望人数が「出演上限人数」より多く、人数制限のかかる団体については下記の特例が適用されます。
@出演希望人数を「登録数」として申請してください。
・高等学校部門Aグループ及び大学職場一般部門室内合唱の部においては、「登録数」が規定の人数上限を超えることはできません。
A「登録数」の範囲内で、曲間(課題曲と自由曲の間、複数の自由曲の間)での出演者の入れ替えを可とします。ただし原則として「出演上限人数」で演奏してください。
・やむを得ない理由がある場合は、当該団体からの申請により、大会の長が判断して上限未満での出演を許可できます。
・演奏時間規定にかかる曲間での入れ替えは、演奏時間として計測します。ご注意ください。
B全国大会の人数増員については、「登録数」を参加規定第2条2項の「最大申し込み人数」とみなします。
【全日本合唱コンクール全国大会 参加規定 第2条2項】
出演人数は、県大会もしくは支部大会での最大申し込み人数の10%(端数は四捨五入)の増員まで認める。ただし、最大申し込み人数が40名未満の場合は4名の増員まで認める。
◇コロナ禍により来場できない団体への特別救済措置の実施について(10月8日更新)
新型コロナウイルスへの警戒がなお求められ、また、行政その他から県境をまたぐ移動の制限を求められる場合などを考慮し、第74回全日本合唱コンクール全国大会において、全国大会会場に来場できない団体の特別救済措置として、録音による参加を認めることにいたします。詳細は参加合唱団に連絡します。
2.マスクの着用および距離
(1)大会時のマスクの着用および距離
全日本合唱連盟策定の「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン第3版」(以下、ガイドラインと略す)において、マスクを着用せずに歌唱する場合は、十分に換気ができる会場で、前後直線上に2m程度・左右1m程度の距離を確保すること、また、距離の確保ができない場合はマスクを着用することとしています。
コンクール開催においては、このガイドラインに加えて、開催地の感染状況や指標、そしてホールの指針などを基に、各府県連・支部がそれぞれ判断し、大会運営の方針を出しています。そのため、例えば県大会と支部大会とでマスク着用等の方針が違うことがありますので、必ず各大会の要項をご確認ください。
※ガイドラインは、全日本合唱連盟と東京都合唱連盟が実施した実証実験の結果に基づき、医療専門家の助言をいただき策定しています。また、政府(文化庁および内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室)の確認を経て発表しています。
(2)ガイドラインと文部科学省通知との齟齬に関して
教育委員会や学校等に出された2020年12月20日付け文部科学省・文化庁「小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校において合唱等を行う場面での新型コロナウイルス感染症対策の徹底について(通知)」で示されているマスク着用の要否や歌唱時の距離は、合唱連盟のガイドラインと一部異なる箇所があります。この点につきまして、窓口である文化庁に確認したところ、「コンクール等では、学校の団体であっても、距離を十分にとって、換気がなされていれば、ガイドラインと各種通知との整合性が取れる」旨の回答をいただきましたので、コンクールにおいては前項の通り、ガイドラインに沿った運営といたします。
(3)審査基準について
全国大会にあたっては、マスク着用の有無にかかわらず、音楽表現によって評価するよう審査員に周知します。
また、府県大会・支部大会においても、マスク着用の有無にかかわらず、音楽表現を評価することを全日本合唱連盟コンクール委員会として要望しています。